自由診療
Self Paid Medical
①体重サポート外来(肥満外来)
当院では、「健康的に、無理なく体重を減らしたい」と考える方を対象に、体重サポート外来(肥満外来)を設けています。
糖尿病・代謝・内分泌の専門的な知見に基づき、栄養指導と薬物療法を組み合わせて、科学的かつ現実的な減量をサポートします。
保険診療では、肥満症の薬物療法を開始するまでに、6か月間の栄養指導が必須とされています。
一方、当院の体重サポート外来(自費診療)では、必要に応じて早期から薬物療法を併用し、より効率的な減量を目指すことができます。
ただし、食事への介入は長期的な体重管理に欠かせない要素です。
そのため当院では、必要に応じて管理栄養士による栄養相談を受けられる体制も整えております。
使用する薬剤は、肥満症治療や糖尿病治療に用いられる下記薬剤を使用いたします。
〇GLP-1/GIP 受容体作動薬(食欲を抑えるだけでなく、“脂肪が減りやすい体”に近づけることで、より体重減少が期待される薬)
〇GLP-1受容体作動薬(食欲抑制作用をもち、体重降下作用が期待される)
〇SGLT2阻害薬(糖の尿中排出を促すことで体重降下作用が期待される)
患者さんの体質・生活スタイル・目標に合わせて選択します。
我々は日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医として、これらの薬剤を多数の糖尿病患者さんに使用してきた経験があり、薬の効果と副作用を十分に理解したうえで、適切な用量・組み合わせを慎重に判断いたします。
また、管理栄養士による個別栄養指導や、生活習慣の見直しも並行して行い、「ただ痩せる」だけでなく、リバウンドしにくい健康的な体重管理を目指します。
体重や生活習慣についてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
<体重サポート外来の流れ>
① ご予約
電話(018-853-0735)またはWEB予約フォームよりご予約ください。
② 初回検診
医師による診察・採血・管理栄養士による栄養相談を行います。
③ 2回目受診
採血結果の確認、管理栄養士による栄養相談を行い、その内容を踏まえて医師と治療方針を相談します(必要に応じて薬剤治療を開始することもあります)。
④ 継続フォロー
体重や体調の変化を確認しながら、薬剤の開始・調整や生活習慣の見直しを行います。
費用(全額自己負担となります)
初診料 3,300円 (2回目以降の再診料 1,100円)
採血費用 3,300円 (初回) ※初回以降も必要時追加することもあります
栄養指導 2,600円 (2回目以降 2,000円) ※3回目以降は必要時
薬剤費用 下記ご参照ください
- マンジャロ 2.5mg:1本 5,500円 (2週分:11,000円、4週分:22,000円)
- マンジャロ 5.0mg:1本 9,900円 (2週分:19,800円、4週分:39,600円)
- ウゴービ 0.25mg SD:1本 5,500円 (2週分:11,000円、4週分:22,000円)
- ウゴービ 0.5mg SD:1本 9,900円 (2週分:19,800円、4週分:39,600円)
- フォシーガ 5mg:330円(1錠)
- フォシーガ 10mg:490円(1錠)
体重サポート外来をご希望の方は、以下の点をご確認ください。
- 診察料および薬剤費用が全額自費となります。
- 減量に向けて全力でサポートいたしますが、効果には個人差があり、減量を保証するものではありません。
注意事項
- 当院ではBMI 25以上を目安に体重サポート外来をお受けしております。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出される身長と体重のバランスを示す値です。
例)身長170cm, 体重80kgの場合 BMI=80÷1.7÷1.7=27.6
- マンジャロ・フォシーガは2型糖尿病、ウゴービは肥満症に対して国が承認している薬剤で、一定の安全性データが蓄積されています。
しかし、当院で行う「減量目的」での使用は 承認された適応外 となります。
そのため、重篤な副作用が生じた場合も、医薬品副作用被害救済制度の対象外 となる点をご理解ください。 - 肥満症に対してのGLP-1受容体作動薬の使用につきましては、条件(下記に記載)を満たした場合は保険診療が可能となります。条件を満たした場合の保険診療は、現状では大学病院をはじめとする教育認定施設のみとされておりますので、各施設へお問い合わせください。
肥満症に対するGLP-1作動薬が保険適応となるケース
ケース1: ①かつ②を満たす場合
①糖尿病、高脂血症、高血圧のいずれかを有する(薬剤で治療中)
②BMI 35 kg/m²以上
ケース2:①かつ③を満たす場合
①糖尿病、高脂血症、高血圧のいずれかを有する(薬剤で治療中)
③BMI 27 kg/m²以上に加えて肥満に関連する11の健康障害のうち2つ以上を有する。
肥満に関連する11の健康障害
- 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
- 脂質異常症
- 高血圧
- 高尿酸血症・痛風
- 冠動脈疾患:心筋梗塞・狭心症
- 脳梗塞:脳血栓症・一過性脳虚血発作
- 非アルコール性脂肪性肝疾患
- 月経異常、女性不妊
- 睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
- 運動器疾患(変形性関節症:膝関節・股関節・手指関節, 変形性脊椎症)
- 肥満関連腎臓病
②抗インフルエンザ薬予防内服
当院では、インフルエンザ感染者と接触してから2日以内の方に対し、抗インフルエンザ薬「オセルタミビル(タミフルの後発薬品)」による予防内服をお選びいただけます。
「オセルタミビル」はインフルエンザの発症リスクを下げることが期待できる薬剤ですが、現状では「予防目的」での使用には健康保険が適応されません(自費診療となります)。
費用(全額自己負担となります)
6,600円 (診察料と薬剤費用の合計)
予防投薬をご希望の方は、以下の点をご確認ください。
- インフルエンザ感染者と接触後2日以内であること。
(それ以降に投薬した場合、予防効果は確認されておりません) - 診察料および薬剤費用が全額自費となります。
- 発症リスクを下げる効果は認められていますが、発症を防ぐことを保証するものではありません。
注意事項
- インフルエンザ予防の基本はワクチン接種です。オセルタミビルの予防内服は、あくまで「インフルエンザ患者と濃厚接触した高リスクの方」への補助的な予防手段です。
③ED(勃起不全)治療
当院では、ED(勃起不全)治療をご希望の方に対し、まずシルデナフィル、タダラフィルによる治療をご用意しております。
「シルデナフィル」や「タダラフィル」は血流改善により勃起を助ける効果が認められている薬剤ですが、現状ではED治療薬は健康保険が適応されません(自費診療となります)。
費用(全額自己負担となります)
初診料 3,300円 (2回目以降の再診料 1,100円)
シルデナフィル(25)1錠 880円
シルデナフィル(50)1錠 990円
タダラフィル(10)1錠 1100円
タダラフィル(20)1錠 1,320円
ED治療をご希望の方は、以下の点をご確認ください。
- 診察料および薬剤費用が全額自費となります。
- 発症の改善が期待されますが、効果には個人差があり、必ずしも完全な改善を保証するものではありません。
注意事項
- 心血管疾患の既往がある方、特に硝酸薬を使用している方には使用できません。
- 服用にあたっては副作用(頭痛、顔のほてり、視覚異常など)が現れることがあります。
- タダラフィルでは特に腰痛や筋肉痛が起こることがあります。
- 長時間勃起(4時間以上)が続く場合は直ちに使用を中止し、救急医療機関を受診してください。
- 腎機能や肝機能に障害のある方は使用にあたり注意が必要です。