予防接種
Vaccination
しみず内科 糖尿病・甲状腺クリニックでは、感染症の予防と健康維持のため、各種予防接種を受けていただけます。是非ご相談ください。
当院では、13歳以上の方を対象に予防接種を行っております。
鼻スプレータイプのインフルエンザワクチン(フルミスト)のみ8歳以上から接種頂けます(18歳まで)。
しみず内科 糖尿病・甲状腺クリニックの予防接種は原則予約制ですが、インフルエンザワクチンはできる限り院内に確保しておくようにいたしますので、当日でもお気軽にお問合せ下さい。
インフルエンザワクチン(注射タイプ・鼻スプレータイプともに)はホームページの『WEB予約』よりご予約いただけます(お電話でも大丈夫です)。
インフルエンザ以外のワクチンにつきましては、お電話にてご予約をお願いいたします。
ワクチンを取り寄せる時間が必要ですので、余裕をもってご予約下さい。
TEL: 018-853-0736
※インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの助成について期限がありますのでご注意ください
助成期間 秋田市の場合
インフルエンザワクチン
2025年10月1日(水)〜2026年2月28日(土)まで
2025年10月1日(水)〜2026年3月31日(火)まで
当院で接種いただける予防接種と費用(税込)
費用(税込) | 備考 | |
インフルエンザ(注射) | 3,000円 | 助成金あります。下記をご参照ください。 |
インフルエンザ(鼻へのスプレータイプ) | 8,000円 | 助成金あります。下記をご参照ください。 |
新型コロナウイルス | 15,000円 | 助成金あります。下記をご参照ください。 |
肺炎球菌(成人) | 8,500円 | 助成金あります。下記をご参照ください |
帯状疱疹(生ワクチン) | 9,000円 | 助成金あります。下記をご参照ください。 |
帯状疱疹(組換えワクチン) | 22,000円(1回) ※2回接種必要 |
助成金あります。下記をご参照ください。 |
RSウイルス(アレックスビー) | 26,000円 | |
B型肝炎 | 5500円(1回) ※3回接種必要 |
インフルエンザ予防接種<注射>
接種期間
10月1日から開始します。なくなり次第終了となります。
接種料金(税込)
13歳以上:3000円/回
※秋田市に住民票がある65歳以上の方、もしくは60歳~64歳で、心臓や腎臓などの障害にて身体障害者手帳1級相当の方は助成金制度があり、当院では下記の料金で接種頂けます。
課税世帯の方:1000円/回
非課税世帯の方:500円/回
生活保護受給者の方:無料
※下記のものをご持参ください。
課税世帯の方 | 1.マイナンバーカードなど「生年月日を確認できるもの」 |
非課税世帯の方 | 1.マイナンバーカードなど「生年月日を確認できるもの」 2.最新の「所得・課税証明書」、「介護保険料額決定(変更)通知書」、「介護保険負担限度額認定証」のいずれか。 |
生活保護受給者の方 | 1.「医療のしおり」 |
インフルエンザ予防接種<鼻へのスプレータイプ:フルミスト>
フルミストとは?
フルミストは、日本で初めて承認された 鼻にスプレーするタイプのインフルエンザワクチンです。
フルミストの特徴
- 鼻からスプレーするタイプのため、注射のように針を刺す必要がありません。
- 接種対象は 2歳~18歳の方 です。
(当院では8歳~18歳の方に限らせて頂いております)
- 接種は1回で完了します(左右の鼻にそれぞれ噴霧して終了です)。
フルミストの接種方法
- ワクチンを鼻にスプレーするだけで終わります。
(特別に鼻で強く吸い込む必要はありません)
副反応について
接種後に以下のような症状が出ることがあります。
- 鼻水、鼻づまり
- せき、のどの痛み
- 頭痛 など
以下の方は接種ができませんのでご注意下さい。
- 喘息をお持ちの方
- 妊娠している方
- ゼラチンアレルギーをお持ちの方
- 免疫力が極端に低下している方(骨髄移植後、強い免疫抑制療法中など)と同居されている方
接種期間
10月1日から開始します。なくなり次第終了です。
接種料金(税込)
8000円/回
秋田市在住の小学生:7000円/回
新型コロナウイルス予防接種
新型コロナウイルスワクチンに対する日本感染症学会の見解
2025年9月に出された日本感染症学会による見解では、新型コロナウイルスの⾼齢者における重症化・死亡リスクは依然として高いこと、免疫を逃れる新型コロナウイルスの変異も続いていることから、冬の流⾏に備えて2025年10⽉から始まる新型コロナワクチンの定期接種を強く推奨するとしています。
2025年度は、最新の流行株に対応した 新しいワクチン(LP.8.1・XEC対応など)が使用される予定です。これまでの研究でも、65歳以上の方において 発症や入院を防ぐ効果が確認されており、重症化や死亡を減らすことが期待されています。過去に感染した方でも 3か月以上経過していれば接種を受けることが推奨されています。特に冬の流行に備えて、対象となる方は接種をご検討ください。
接種期間
10月1日から開始予定です。
使用するワクチン
当院ではファイザー製の「コミナティ」を使用いたします。
接種料金(税込)
15,000円/回
※秋田市に住民票がある65歳以上の方、もしくは60歳~64歳で、心臓や腎臓などの障害にて身体障害者手帳1級相当の方は助成金制度があり、当院では下記料金にて接種頂けます。
課税世帯の方:5000円/回
非課税世帯の方:4000円/回
生活保護受給者の方:無料
※下記のものをご持参ください。
課税世帯の方 | 1.マイナンバーカードなど「生年月日を確認できるもの」 |
非課税世帯の方 | 1.マイナンバーカードなど「生年月日を確認できるもの」 2.最新の「所得・課税証明書」、「介護保険料額決定(変更)通知書」、「介護保険負担限度額認定証」のいずれか。 |
生活保護受給者 | 1.「医療のしおり」 |
肺炎球菌ワクチン(成人)
肺炎球菌とは
肺炎球菌は、のどや鼻にすみつくことのある細菌です。健康なときには症状が出ないこともありますが、体の抵抗力が落ちると病気を引き起こすことがあります。感染は主にせきやくしゃみなどのしぶき(飛沫) を通じて広がります。
この菌が体内に入り込むと、気管支炎や肺炎 の原因となるだけでなく、血液や髄液にまで広がると 敗血症や髄膜炎などの重い病気(侵襲性肺炎球菌感染症) を起こすこともあります。
肺炎球菌には 90種類以上の型(血清型) があり、そのすべてに対応することはできません。現在、定期接種で使われる ニューモバックスNP(23価肺炎球菌ワクチン) は、その中の23種類に効果があります。この23種類は、成人の侵襲性肺炎球菌感染症の約4〜5割を占める主要な原因菌であることが研究でわかっています。
ワクチンを接種することで、これらの型による肺炎球菌感染症を およそ4割程度予防 できるとされており、高齢の方にとっては特に大切な感染症予防の一つです。
定期接種対象者(助成対象者)
秋田市に住民票がある65歳の方、もしくは60〜64歳で、重い心臓・腎臓・呼吸器の障害、またはHIVによる免疫障がいがある方(身体障害者手帳1級相当)
上記以外は「任意接種」となり助成はありません。
接種期間
ワクチンは通年で接種いただけます(助成対象となる年齢・条件があります)。
接種料金(税込)
定期接種対象の方
課税世帯の方:3500円/回
非課税世帯の方:2500円/回
生活保護受給者の方:無料
任意接種の方
8500円/回
※今まで肺炎球菌ワクチンを接種したことのある方は定期接種対象外になりますが、任意接種は可能ですので、ご希望の方はご相談ください。前回接種から5年の間隔が必要です。
定期接種対象の方は下記のものをご持参ください。
課税世帯の方 | 1.マイナンバーカードなど「生年月日を確認できるもの」 2.「市から届いたはがき」 |
非課税世帯の方 | 1. マイナンバーカードなど「生年月日を確認できるもの」 2.「市から届いたはがき」 3. 最新の「所得・課税証明書」、「介護保険料額決定(変更)通知書」、「介護保険負担限度額認定証」のいずれか。 |
生活保護受給者の方 | 1.「医療のしおり」 2.「市から届いたはがき」 |
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、子どもの頃にかかった 水ぼうそうのウイルス が体の中に潜んでいて、年齢や疲れ、ストレスなどで体の抵抗力が落ちたときに再び動き出すことで起こります。
症状は、体の左右どちらかに沿って水ぶくれが帯のように出て、強い痛みを伴うことが多いのが特徴です。
また、皮膚の症状が治ったあとも 「帯状疱疹後神経痛」 と呼ばれる痛みが残り、日常生活に支障をきたすこともあります。
発症は特に 70歳代の方に多い といわれています。
定期接種対象者(助成対象者)
秋田市に住民票がある65歳の方、もしくは60〜64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障がいがあり、日常生活がほとんど不可能な方。
※対象者の経過措置
○令和7年度から5年間の経過措置として、その年度に70、75、80、85、90、95、100歳になるかたも対象となります。
○令和7年度に限り、101歳以上のかたは全員対象となります。
ワクチンの種類
帯状疱疹の予防に使われるワクチンには、生ワクチンと組換えワクチンの2種類があります。どちらか1種類を選んで接種いただきます。
それぞれのワクチンは、接種回数・方法・接種の間隔・対象となる条件・効果の持続期間・副反応の出方などに違いがあります。
○生ワクチン
皮下に1回接種します。
○組換えワクチン
2か月以上の間隔をあけて2回筋肉内に接種します。
病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師
が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。
ワクチンの効果
生ワクチン | 組換えワクチン | |
接種後1年時点 | 6割程度の予防効果 | 9割以上の予防効果 |
接種後5年時点 | 4割程度の予防効果 | 9割程度の予防効果 |
接種後10年時点 | ― | 7割程度の予防効果 |
接種期間
ワクチンは通年で接種いただけます(助成対象となる年齢・条件があります)。
接種料金(税込)
生ワクチン「ビケン」 9000円/回
組換えワクチン「シングリックス」 22000円/1回
定期接種対象者(上記ご参照ください)には助成があります。
秋田市の助成を使った場合、下記料金にて接種頂けます。
対象者区分 | 生ワクチン「ビケン」 | 組換えワクチン「シングリックス」 |
課税世帯の方 | 5,000円/回 | 12,000円/回 |
非課税世帯の方 | 4,000円/回 | 11,000円/回 |
生活保護受給者の方 | 無料 | 無料 |
定期接種対象の方は下記のものをご持参ください。
課税世帯の方 | 1.マイナンバーカードなど「生年月日を確認できるもの」 2.「市から届いたはがき」 |
非課税世帯の方 | 1. マイナンバーカードなど「生年月日を確認できるもの」 2.「市から届いたはがき」 3. 最新の「所得・課税証明書」、「介護保険料額決定(変更)通知書」、「介護保険負担限度額認定証」のいずれか。 |
生活保護受給者の方 | 1.「医療のしおり」 2.「市から届いたはがき」 |
RSウイルスワクチン
RSウイルス感染症とは
RS(アールエス)ウイルスは、風邪のような症状を引き起こすウイルスです。毎年 秋から冬にかけて流行 し、子どもから大人まで広く感染します。
健康な成人では軽い咳や鼻水で自然に治ることが多いですが、高齢者や持病のある方では重症化することがあります。
症状
- 発熱
- 咳や痰
- 喘鳴(ゼーゼーする呼吸音)
- 息苦しさ
特に肺炎や呼吸不全を起こす場合があり、注意が必要です。
高齢者での重症化リスク
次のような基礎疾患を持つ方は、RSウイルス感染症で重症化しやすいことが知られています。
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 心疾患
- 糖尿病
- 免疫不全
米国のデータでは、65歳以上の高齢者で毎年6万~16万人がRSウイルス感染により入院し、6,000~1万人が死亡していると推定されています。
ワクチンについて
これまでRSウイルスに対する予防策は限られていましたが、現在はRSウイルスワクチン「アレックスビー」 が使用可能になりました。
- 感染予防効果:82.6%
- 重症化予防効果:94.1%
- 持病のある方でも有効率:94.6%
(例えば「ワクチンを打つと10人のうち8~9人は感染や重症化を防げるイメージ」)
接種対象者
・60歳以上の方
・50歳以上のRSウイルスによる感染症が重症化するリスクが高いと考えられる方
接種期間
ワクチンは通年で接種いただけます。
接種料金(税込)
26,000円/回
※2025年9月時点では任意接種のため、秋田市からの助成はありません。
B型肝炎ワクチン
B型肝炎とは
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスに感染して起こる肝臓の病気です。感染は、感染者の血液や体液に触れることで起こることがあります。感染した場合、一時的に治ることもありますが、体内にウイルスが残り続ける「キャリア」となる場合もあります。キャリアになると慢性肝炎に進行することがあり、さらに一部の方では肝硬変や肝がんといった重い病気につながることがあります。
ワクチンについて
このような病気を防ぐために有効なのが B型肝炎ワクチン です。ワクチンを接種することで、体に免疫(抗体)ができ、感染を予防することができます。特に40歳までに接種した場合は、約95%の方で抗体がつくられると報告されています。ただし、体質や体調によってはワクチンを受けても十分な免疫が得られないことがあります。
また、3回接種を完了すると、その感染防御効果は20年以上続くと考えられており、長期的な予防が期待できます。
2016年4月1日以降に生まれた方は、乳児期に公費による定期接種(3回)が行われるようになりました。一方で、2016年3月以前に生まれた方は定期接種の対象外であり、任意接種(自費)となります。そのため、医療や介護に従事している方、海外渡航予定のある方、過去にワクチンを受けたことがない方には接種をおすすめしています。
接種期間
ワクチンは通年で接種いただけます。
接種料金(税込)
5,500円/回
※合計3回の接種が必要です。推奨される接種間隔は、初回の注射の4週間後に2回目の注射、初回の注射の20~24週間後に3回目の注射となります。